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「むちうち症」、4つの症状 [むち打ち]

さて「むち打ち症」の続きです。

「むち打ち症の症状」は大別するとおよそ以下の4つに分類されます。

①頚部の捻挫を主とする症状
足首や手首の捻挫と同じで、頚部の筋肉や靭帯、関節包の損傷です。

頸がだるい、頭が重い、頭痛、頚部の痛み、運動制限がある、肩がこる・・・
など他の捻挫と同じような症状です。

②神経根の障害を主とする症状
神経根とは脊髄神経から枝分かれし、腕や足に分布する神経の根本部分のことです。
そこを圧迫されたり、引っ張られたりすることで
その神経が支配している領域に循環障害が起きます。

しびれ感、知覚異常、電気が走るような痛み・・・
など症状が複雑です。

③自律神経の障害を主とする症状
脳に血液を送る動脈(椎骨脳底動)の血流が悪くなり
自律神経が正常に働かなくなります。

頭痛、頭重、眼精疲労、耳鳴り、めまい、難聴、集中力の低下・・・
更に内臓不調など不定愁訴の症状がみられます。

④骨髄液圧の低下を主とする症状
骨髄液は脳の水分を調整したり、衝撃から守ったりする働きをしますが
外傷により隋液を包む硬膜が破れ、隋液が漏れ、圧が低下することで、
頭痛、はきけ、めまい、視力障害、集中力の低下など③に似た症状が出ます。
これは専門医の診断がなければなかなか分かりにくい疾患であり
外科的処置が必要な場合もあります。

これらは単独で起こる場合もありますが複合的に起こる場合もあります。
見た目にあまり変化がない場合、周りから理解されにくく
精神的にも辛い状況に追い込まれる方もいらっしゃいます。
事故の状況によってはそのことが精神的負担になり、治癒を遅らせてしまいます。

当院ではそういった心の問題もふまえ、様々なバックアップ体制を取りながら治療を進めております。

次回は症状に応じた具体的な治療方法をお伝えします。

東銀座整骨・鍼灸・整体院
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