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勘三郎さんを偲ぶ [思い出]

京都に「志明院」というお寺があります。

ここは「もののけの里」と言われるほど山奥で

作家の司馬遼太郎も好んだ山寺です。

アニメ「もののけ姫」のタイトルもここから生まれたとか。

ここは加茂川の水源地が境内にあります。

そして何より歌舞伎の十八番「鳴神」の舞台になったお寺としても有名です。

私はここで多感な時期をしばらく過ごした経験があります。


もしかすると何かに導かれたのか

この「鳴神」を上演する歌舞伎座、新橋演舞場の目の前で開業しています。

更に東銀座整骨院の隣には以前 勘三郎さんの事務所がありました。

そういったご縁で、勘三郎さんの治療をさせていただいたことがあります。


舞台と舞台の合間の張り詰めた空気の中で

一心不乱にせりふを繰り返す勘三郎さんを、

代々培われた歌舞伎のDNAに

何よりもプライドをお持ちだった勘三郎さんを、

気迫のある目でくるくると周りの様子に気遣われた勘三郎さんを、

血のにじむような努力をものともせず

大声で笑い飛ばす勘三郎さんを、


思い出すごとに・・・言葉がみつかりません。

今はただ、勘三郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げる次第です。
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